The Love That Whirls (Diary of a Thinking Heart)

The Love That Whirls -Diary of A Thinking Heart
1982年作。7月3日発売。
「The Love That Whirls (Diary of a Thinking Heart)」というタイトル、長いです。
「The Love That Whirls」までは覚えれても、それ以降は……といったところ。
「Whirl」というのはぐるぐる回すという意味なのですが、あまり日本では登場しない英語です。
ですのでカタカナであんまり表現されないんですよね。あえて表すなら、「ザ・ラブ・ザット・ワール」という訳なんですかね。

白黒のジャケットに渋めに写るビルと、シヴァ神像……。
そんな印象的なジャケットである本作は、ビルの長いソロの歴史の中でも特に「名盤」なアルバムです。
幻想的かつ耽美。アンビエントな要素がある中、しっかりとポップな要素もあります。
全体的に浮遊感があるのですが、それがまた味となっているのです。
ほとんどの曲で、ギターシンセサイザーなどの全てのパートをビルがやっていますが、
「The October Man」では、ドラムでBogdan Winczlingという人が、
「Empire of the Senses」の特徴的なビブラスラップの音をJan Nelson(ビルの当時の奥さんですね)が担当しています。
それ以外のドラムの音は、全てTR-808というリズムマシンでの演奏ですが、
フィルの入れ方を聴くと、YMOの高橋幸宏さんを意識したつくりになってるんだなと分かります。
次作の「Chimera」では実際にユキヒロさんが参加しますしね。
高橋さんもこのアルバムを気に入っていたようで、当時細野晴臣さんと共に発足された
レーベル「\EN Records」から日本盤を出す話もあったようです。結局日本盤は出ませんでしたが・・・。
LP初回盤では、ジャン・コクトー監督の「美女と野獣」の架空のサウンドトラック
という内容の「La Belle Et La Bete (Beauty And The Beast)」が入っていました。
つまり2枚組です。内容はサウンドトラックですのでインストゥルメンタル。
(82年に「Das Kabinet」という作品とセットで再発されてます)

マーキュリーレコードからリリースされ、イギリス、アメリカ、カナダで発売されました。
全英最高28位で、4週チャートに入りました。売れるものなんですね。
1986年にビルのレーベルコクトー・レコーズから初CD化されました。
その際には、2曲目の「Hope for the Heartbeat」がリミックスヴァージョンになっています。
これはプロモ盤のみで生産された12インチシングルに収録されていたもののようで、
格好良い仕上がりにはなっているものの、原曲は長らく聴けなくなっていました。これは1989年に再発された時も同様でした。
初めてオリジナルの収録曲でCD化されたのは、2005年になってからでした。
それだけでなくレコードでは12曲入りだったのですが、
CD化されたら「Flesh」「He and Sleep were Brothers」が追加され14曲になってます。
89年には「Flaming Desire」に代わり、「Dancing On A Knife's Edge」が収録されています。
2005年にはボーナストラックが入り、17曲に。色々ややこしいです。普通に2005年盤を手に入れた方がいいですね。
ただ2005年盤も「Eros Arriving」のシングルヴァージョンと、「Flaming Desire」の12インチヴァージョンが抜けており、
完全版とまではいかない内容なのがちょっと残念です。

シングル曲は、「Eros Arriving」と「Flaming Desire」です。

収録曲

1982年レコード

 A side
1. Empire of The Senses
2. Hope For The Heartbeat
3. Waiting For Voices
4. A Private View
6. The Bridge of Christ In Autumn
 B side
7. When Your Dream of Perfect Beauty Comes True
9. Portrait of Jan With Flowers
10.The Crystal Escalator In The Palace of God Department Store
11.Echo In Her Eyes (The Lamps of Oblivion)
12.The October Man
初回盤の「La Belle Et La Bete (Beauty And The Beast)」は割愛させていただきます。

CD (1986年盤)

1. Empire of The Senses
2. Hope For The Heartbeat (Remix)
3. Waiting For Voices
4. A Private View
5. Eros Arriving
6. The Bridge of Christ In Autumn
7. Flesh
8. He And Sleep Were Brothers
9. When Your Dream of Perfect Beauty Comes True
10.Flaming Desire
11.Portrait of Jan With Flowers
12.The Crystal Escalator In The Palace of God
13.Echo In Her Eyes
14.The October Man

CD (1989年盤)

1. Empire of The Senses
2. Hope For The Heartbeat (Remix)
3. Waiting For Voices
4. A Private View
5. Eros Arriving
6. The Bridge of Christ In Autumn
7. Flesh
8. He And Sleep Were Brothers
9. When Your Dream of Perfect Beauty Comes True
10.Dancing On A Knife's Edge
11.Portrait of Jan With Flowers
12.The Crystal Escalator In The Palace of God
13.Echo In Her Eyes
14.The October Man

CD (2005年盤)

Bonus Track
15.Haunting In My Head
16.Hope For The Heartbeat (Remix)
17.The Passion



  • 最終更新:2015-04-17 19:14:22

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