Sounding The Ritual Echo

本来は、「Sounding The Ritual Echo (Atmospheres For Dreaming)」という
これまた長い長いタイトルなのですが、FC2WIKIにはタイトルの文字制限がありますので、
「Sounding The Ritual Echo」とだけにさせていただきます。

本作は1981年に、「Quit Dreaming And Get On The Beam」の初回盤におまけでついてきた、
抱き合わせ発売といった形で発表された作品です。
本編のQuit Dreaming~とはあまりにもかけはなれたアンビエントなインストで、
この頃からビルのシンセインスト志向があったという事がわかります。
結局ビルのポップな要素が好きな人にはこういうものはなかなか辛いものだと思うのですが、
こういうのも好きな人にとってはなんとなく落ち着く感じがあるんですよね。
そりゃあアンビエントな作風ですから当たり前なんでしょうけど。
A面はメロディーがあまりはっきりしていない、ちょっとしたタンジェリンドリームみたいな感じですが、
B面には割とメロディーがある方です。
メロディーがなくとも収録曲である「Emak Bakia」なんかは
シンセによるなかなか面白い試みをしていると思うのですけどね・・・。

初回盤だけというかなり聴く人が限られたものだったのですが、
1985年にコクトーレコーズから単独でレコード化され、ビルが施したアルバムジャケットも加えられました。
前年にもアンビエントな作品を4作連続で出し、それらをまとめた
Trial By Intimacy (The Book of Splendours)」というボックスアルバムも
発売されており、それらに類似したサウンドだとして本作をレコード化したのでしょう。
ただ「Trial By Intimacy」には本作は収録されていません。

1989年にコクトーから初CD化され、同年にアメリカのエニグマレコードから再びCD化されましたが、現在は廃盤となっています。
2012年にボックスセット「Trial By Intimacy」も初CD化されましたし、そろそろ本作も再発してほしいです。

ビルの作品の中でも評価されにくいジャンルの音ではあるのですが、
最近話題になっているらしい音楽ジャンル、「チルウェイブ」のパイオニア的存在である
「Neon Indian (ネオン・インディアン)」という(一人)ユニットの
お気に入りシンセサイザーアルバムの一つがなぜかこれになっています。

収録曲

1. Annunciation
2. The Ritual Echo
3. Sleep
4. Near East
5. Emak Bakia
6. My Intricate Image
7. Endless Orchids
8. The Heat In The Room
9. Another Willingly Opened Window
10.Vanishing Parodes
11.Glass Fish (For The Final Aquarium)
12.Cubcal Domes
13.Ahes of Roses
14.The Shadow Garden
15.Opium



  • 最終更新:2015-04-17 19:04:05

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